谷﨑一心

この度、LURF GALLERY(ルーフギャラリー)では、アーティスト・谷﨑一心の個展「イメージの創造 Creation of Image」を開催いたします。

谷﨑一心は、独自の技法を用い、色彩と質感が織りなす渦を描き続けています。彼の作品では、重ねられた絵具の層が時間や記憶の蓄積を象徴し、渦巻く動きによってそれらが掘り起こされ、新たなイメージとして浮かび上がります。こうして、過去の記憶や感情が再び形を成し、新たなエネルギーが表現されています。

本展では、そうして創造されたイメージによる絵画を約30点発表します。大型のキャンバスに浮かびだされた渦としてのイメージは、鑑賞者が長く作品と向かい合う事で、イメージとシンクロし、また新しいイメージを創造していくことになります。

さらに、本展に合わせて制作された谷﨑一心 × LURF GALLERYオリジナルTシャツを会場およびウェブサイトにて販売いたします。展示会期は2024年11月15日(金)~12月16日(月)まで。

 

展示概要

谷﨑一心 個展「イメージの創造 Creation of Image」

会期|2024年11月15日(金)~12月16日(月) *不定休
会場|LURF GALLERY / ルーフギャラリー 1F、2F
時間|11:00 - 19:00
住所|150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1
入場|無料
※ 展示作品は販売いたします。

 


 

ステートメント

 

イメージの創造 Creation of Image

私が生きる世界。それははるか昔に、誰かが発した何がしかの所作が、ある行動の源の力となって森羅万象を象り、生まれたものなのかもしれない。

私は絵を描くとき、画布に絵具を重ね、その上で渦を巻くように絵筆を動かす。すると、そこに微かなエネルギーが生じていることを感じる。

絵具の層は、私が感じた、地層のように堆積したイメージの記憶だ。渦の動きは、やがて絵具を混ぜ合わせ絵具の層の堆積を掘り起こし、画面に様々なイメージを表出させ形になっていく。

イメージによって呼び起されたエネルギーは、波動や渦、螺旋を喚起し、多様な形へと現象化される。イメージするという行為は万物と繋がる道だと考える。今回はイメージの創造についての表現を試みてみた。

谷﨑一心

 


  

プロフィール

谷﨑 一心|Isshin Tanisaki

福岡県生まれ。アーティスト。

Instagram| @isshintanisaki_official

 

個展
2022年
「光陰」(Lurf MUSEUM、東京)
2023年
「Vortex 渦」(Lurf MUSEUM、東京)
2024年
「Vortex, Memory of Color」(Dansk Mobelkunst Gallery、コペンハーゲン)
「Cycle of Energy」(銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY、東京)

グループ展
2024年
「ART CONNECT」(BONDED GALLERY、東京)