LURF ANNUAL EXHIBITION 2024

ルーフギャラリーでは「LURF ANNUAL EXHIBITION 2024 -感覚と記憶の境界」を開催いたします。

「LURF ANNUAL EXHIBITION」は、次世代を担う若手作家たちの作品世界を紹介するシリーズ展として、ルーフギャラリーが企画・キュレーションを行い、年に一回開催いたします。第一回目となる本展では、異なる視点と多彩な表現を持つ6名のアーティスト -會見明也、石山未来、鴫原夕佳、永野愛佳、松浦美桜香、吉田紳平- による作品を発表します。

「感覚と記憶の境界」とは、単なる物理的な線ではなく、私たちの経験や感情、記憶、そして外界の要素が交差し、互いに影響を与え合いながら曖昧な領域を形成していく様を指しています。本展の参加アーティストたちも、この境界を探り、作品を通じてその曖昧さを可視化することで、鑑賞者に新しい解釈や思索の余地を与えています。展示会期は2024年10月11日(金)~11月11日(月)まで。

 


 

展示概要

グループ展「LURF ANNUAL EXHIBITION 2024 - 感覚と記憶の境界」

会期|2024年10月11日(金)~11月11日(月) ※10月22日(火)は休館
会場|LURF GALLERY / ルーフギャラリー 2F
時間|11:00 - 19:00
住所|150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1
入場|無料
※ 展示作品は販売いたします

 


 


 

参加アーティストプロフィール

會見 明也 | Akiya Aimi

2001 埼玉県生まれ
2024 東京藝術大学絵画学科油画専攻学部 4 年在学中

受賞歴
2024
TURNER AWORD 2023 入選
上野芸友賞 受賞

展示歴
2022
「super-」(ギャラリー33 north)
2024
「intro_1」(代官山ヒルサイドフォーラム)
「Undo and History」(ギャラリー四六)
「ターナーアワード 2023 受賞作品展」入選(TURNER GALLERY)
「ART Students STARS vol.3」(+ART GALLERY)
「OPEN STUDIO 會見明也 / 木々津鏡 / 高橋文」(ABAB 上野下スタジオ)
「スクライング・イン・ザ・ビルディング」(TURNER GALLERY)

 

AIが発達し続ける現代におけるイメージ形成や認識をテーマとして、ネット上の画像や自身で撮影した写真、AI生成で作り出した図像を素材にしてデジタルイメージを作成し、それをエアブラシなどを使いながら手描きでパネル上に描画することで、絵画作品を制作している。画面に共通して登場する身体像は、複数のAI生成モデルを使用し、それらを横断しながら生成した身体図像を、作者によって組み合わせ作られたものである。InstagramなどSNSによって、自らの身体や生活自体を(承認を得るための)商品化することが義務のようになっている現代、そこに存在する欲望や理想としての身体像をAIとともに思考することで、現実と仮想の境界にあるような今の人間の姿を模索している。

Instagram| @aaimi9719
Twitter(X)| @77777_ab

 


 

石山 未来 | Miki Ishiyama

北海道生まれ。関東在住。
2022 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2024 東京藝術大学院美術研究科油画研究分野絵画専攻修士課程 修了

主な展覧会
2024
「幕間Vol.1 奥山の、しきみが花の名のごとや」(Gallery&Restaurant 舞台裏)
「感覚の交差する場所」(JAPAN ART BRIDGE)など

 

象徴主義的な神秘主義、人類の信仰心などに興味を持ち、文化人類学を通して人間の感情という現代の我々に必要不可欠な命題を再定義する制作研究を行う。近年は東ヨーロッパへの宗教施設や墓地、祝祭や民族文化といったリサーチから、作品を通して『悪』を考える。

Instagram| @miki_ishiyama

 


 

鴫原 夕佳 | Yuka Shigihara

2000 神奈川県生まれ
2022 武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科 油絵専攻 卒業
2024 東京藝術大学 大学院 美術研究科 絵画専攻 修了

個展
2024
「A Place of Certainty / 確かな場所」(JINEN GALLERY/東京)

 

行為の痕跡を残すように地塗りを施し、その上から薄く溶いた油絵具を均一に染み込ませる手法で絵画を制作する。このプロセスは、最古の写真技法であるヘリオグラフィーからインスピレーションを受けており、「風景は光の中に見出される」という実感に基づいている。静かに染み込んだ色彩は光となり、心の中の風景を映し出す。

Instagram| @yk.shigihara

 


 

永野 愛佳 | Aika Nagano

1995 千葉県生まれ
2022 東京藝術大学油画専攻 卒業
2024 東京藝術大学大学院油画第四研究室 修了

 

無限空間である“間”を有限のものとして。
日本絵画における画面の構成は図と余白である“間”が重要視されるが、自身の作品では余白の間を光と捉え、画面の地、つまり“有限の間”をメインとしている。本来触れる事のなかった無限の間に光として白い地を与え、時間や湿度、季節などの機微を含み作者の肉感を得ることを狙いとした。ものとものの間隔、距離をキャンバス地のまま残すのではなく、白で描くことによって一見無限とも思える間は光に照らされ有限のものへと変容する。
光である地は図に影響を及ぼし、双方の関わりはより豊かさを増す、空間がものに調和する余韻を表現した。

Instagram| @aika_nagano

 


 

松浦 美桜香 | Mioka Matsuura

2001 東京都生まれ
2020 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 入学

受賞歴
2020
FACE2021 入選
2021
シェル美術賞2021 ユアサエボシ審査員賞
2022
出光アートアワード2022 学生特別賞
CHANG TING GALLERY exhibition 2022 グランプリ
2023
上野の森美術館大賞展入選(一次賞候補)
GEISAI#22&classic タカノ綾賞  

個展
2023
「Une 妙」(CHANGTING GALLERY)  
「The scene of beautiful blossoms」(Hidari Zingaro)
「wsiw¿」(Room_A)

主な展示歴
2021
公募展「FACE 2021」(SOMPO美術館)
二人展「ニュー・タイプ」(space33)
グループ展「generic angels」(プライベイト)
グループ展「nature X unnatural」(Room_412)
グループ展「ブルーピリオド×ArtSticker 第3期」(hotel koe tokyo)
公募展「シェル美術賞展 2022」(国立新美術館)
2022
グループ展「treatment」(Opaltimes)
グループ展「grid」(biscuit gallery)
アートフェア「MEET YOUR ART FEATIVAL 2022」(恵比寿ガーデンプレイス)
グループ展「影に水を射す」(DOMICILE TOKYO)
グループ展「familiar faces」(Mini Galerie Rotterdam)
公募展「Idemitsu art award 2022」(国立新美術館)
グループ展「デッカいダンス」(R for D, matter)
公募展「Changting gallery exhibition 2022」(長亭ギャラリー)
2023
グループ展「6drawings」(biscuit gallery)
アートフェア「アートフェア東京 2023」(東京国際フォーラム)
公募展「上野の森美術館大賞展 2023」(上野の森美術館)
公募展「GEISAI#22 & classic」(東京ビックサイト)
2024
グループ展「人物と静物展」(ギャラリー小柳)

 

平面や立体など多様なメディアを扱いながら、独自の造形表現をしている。

Instagram| @______nnnn5

 


 

吉田 紳平 | Shimpei Yoshida

1992 奈良県生まれ
2014 京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)洋画コース 卒業

個展
2019
「There was a silent night on my side」(FRISE/ハンブルク)
2021
「That star at night is closer than you think -夜のあの星は、あなたが思うよりも近くにある」(keiokairai gallery /京都)
「Blick der Imagination-空想のまなざし 」(Mikiko Sato gallery/ハンブルク)
2022
「For example, it is the wind against your cheekたとえば、それはあなたの頬に当たる風」(GALLERY crossing/岐阜)
「An unforgettable room - 忘れられない部屋」(YOD gallery/大阪)
「unreadable letter - 読めない手紙」(myheirloom/東京)
2023
「Absence of bedroom - ベッドルームの不在」(GALLERY crossing /岐阜)
2024
「Our silence」(京都岡崎蔦屋書店/京都)

グループ展
2023
「impercentible portraits」(千總ギャラリー/京都)
「The absent room」aTartch(TARTCH得然藝術/台湾)
2024
「TRANSIENT ENCOUNTER」(GALLERY crossing/岐阜)
「グループ展」(タカイシイギャラリー/前橋)

レジデンス
2018
FRISE (ハンブルク)

アートフェア
2022
アートマイアミ2022(YODgallery /マイアミ)

 

絵画を主なメディアとし、現在は東京を拠点に活動。2018年にドイツのアーティストランスペース〈FRISE〉にてアーティストインレジデンスに参加。主にファウンドフォトを題材にしたポートレイトシリーズや、自身のプライベートな体験から着想を得たインスタレーション作品を展開している。

Instagram| @peyysd

 


 

展示作品の販売について

■ 展示作品
2024年10月11日(金)11:00よりLURF GALLERY会場にて販売を開始いたします。
※プレセールスの状況により会期前に一部の作品の販売が終了することがございます。
※ウェブサイトで申込の受付を行う場合はLURF GALLERYのHPまたはSNSにてお知らせいたします。