ルーフミュージアムではアーティスト杉田陽平の個展『THE DEEP 絵具の海にダイブする!』を開催いたします。
杉田陽平は画材の特性を活かした表現で抽象画から具象画まで様々なスタイルを取り入れ、独自の視点でアートに落とし込んだ作品を発表しています。
本展では、彼の最初期の特徴的な作品から最新作までを展示することで、作家の現在までの制作活動を俯瞰するものとなっております。新作は「花・名画・動植物」の3部で構成された作品と、名画を溶解した作品、動物や植物を抽象化した絵具の塊で構成された立体作品まで30数点を発表します。1階では原画販売に加え、複製版画を数量限定で販売いたします。なお、複製原画をご購入の方で希望者には作家本人が加筆を行います。絵具の新しい可能性を模索しながら描き上げた最新作をご堪能ください。
【展示概要】
杉田陽平 個展「THE DEEP 絵具の海にダイブする!」
会期|2024年2月9日(金) - 2月27日(火) *不定休
会場|Lurf MUSEUM / ルーフミュージアム 1F・2F
時間|11:00 - 19:00
住所|150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1
入場|無料
※展示作品の購入は申込制となります。
【アーティストステートメント】
"我々は、どこまで絵画に溺れる事が出来るか?"
人間のみが創り出した最古のメディア"絵画"には、未だ多くの謎が残る。絵画を紐解き、捉え直しアップデートするには、絵具と親密になる事が大事だと考えた。
親密になる為にはコントロール出来ない状態まで溺れてみたり、切り離して繋いでみたり、複数の手法を用いて、"抽象具象"を横断してみたり多角的かつ高感度で観測する事が重要だ。
自身の絵を描く行為は、身体から溢れ出たストロークを自由に扱いたいという思いからきている。四隅もスピード感を落とす事なく描くにはどうしたらよいか、隣り合う色と形の線が混ざり合う事なくコントロールするにはどうしたらいいか、一方で意図的に混ざり合わせてオートマチックで出来る無作為な表情を"作為的"に出現させたい。
白い塊をキャンバスに積み上げて色を乗せて自作のハケで抉るように描く。絵画という肉体の心臓の鼓動を聴きたい。ドライビングフォースと筆致の起伏に落ちる影も意識した。
杉田陽平
【プロフィール】
杉田 陽平 |すぎた ようへい
1983年 三重県津市生まれ。画材の特性を活かした独創的かつスタイルレスな作風で近年注目が高まる現代美術家。
絵具の皮膜をコラージュしたスキンペインティング、絵具のドレスのシリーズ、パレットに残った絵具で作った立体作品、新しい印象派のシリーズ、様々なアプローチで縦横無尽に表現した杉田氏の作品はこれまでのアートの既成概念に捉われない新たな境地を創り出している。2020年にはAmazon Prime Videoの婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』に参加し、「杉ちゃん」の愛称を得て話題に。美術界にとどまらないその活動は、アートの裾野を広げようと奮闘する一種の挑戦といえる。
杉田陽平 オフィシャルサイト
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